繭を発送して数か月…
あれからどうなったのでしょうか?
あれあれ!繭の様子が変だよ!
「かいこすくすく成長記 その③」で群馬にある製糸工場に繭を送りました。しかし、実はすべて送らず、園でも保管していました。すると、その繭の様子が…!!

茶色に汚れ、穴の開いた繭
穴をあけた犯人は……!

私ですよ!
穴を空け出てきたのは中にいた蚕。羽化してカイコガになったのですね!

穴からでてくる
決定的瞬間です!
あーあ、あなあけちゃた…
いえいえ、これが大事なのです。
穴から出てきたカイコガたちは、なかよしをみつけ、けっこんをします。
そして、アレアレ。
おかあさん(メス)のカイコガが一生懸命何かしています。

卵を産んでいるんですね。大きなメスだと580個もの卵を産んで、
そして、死んでいきます。
「かいこすくすく成長記 その①」でもお伝えしましたが、この卵は大切に包んで冷凍保存し、来年度、また孵化させます。

結婚させ、卵を産んでもらいます。

命を懸けてこんなに産んでくれました。

来年までおやすみ…また会おうね!
今回育てた蚕の中に、これまで累代飼育してきたものが何割も入っていました。
群馬に行った繭は??
宅急便のおじさんに頼んだ繭は、「碓氷(うすい)製糸株式会社」に届けられました。現在日本最高の製糸環境の中で紡がれ…

こうなりました!!!!
なんて美しい絹糸でしょう。

美しいです。

毎年お世話になっている
碓氷製糸のラベルです。
また、うれしい言葉を碓氷製糸さんが添えてくれました。
「本当に大きく、
粒もそろったよい繭でした」と。
手触りはどうかな?
みんなで触ってみました。
どんな感じ?

「キラキラしてる!」
「すべすべしてるー!」
「かいこが細くなっちゃった」
一本一本の糸に宿る命
これまでの「かいこすくすく成長記」でも紹介してきましたが、産まれた時から繭になるまで、みんなで大切に育て、「いるのが当たり前」だった蚕たち。たくさんお世話をし、大事な友達になりました。
彼らは美しい「絹糸」に姿を変え
子どもたちのもとへ
帰ってきました
みんなで大切に育て
可愛がった蚕の命と
それを紡いでくれた人たちの
技術と心が
この一本一本の糸に
間違いなく宿っています
そして、
それを子どもたちは
知っています
【命の大切さ】を教えてくれた蚕たち、それを紡いでくれた職人さんたちに心から感謝です。

本当にありがとう!
おわりに
蚕たちの命の結晶である絹糸は、今後、ハンカチや、スカーフなどにしようと考えています。続報がありましたらお知らせいたします。
また、今年は頭数が多いことにより「まぶし」が足りなくなってしまったのですが、記事内でも紹介している製糸工場「碓氷(うすい)製糸株式会社」に相談した所、すぐに手配してくださいました。本当に助かりました。心より感謝申し上げます。