おともだちがおいしそうに食べているのは「桃」です。お店で買った桃ではありません。「保育園の桃」なのです。
桃ができるまで
「保育園の桃」、といっても、園にあるわけではありません。「聖愛こども農園」にある果樹園で収穫したものです。果樹園の桃は、おいしい実がつくよう、先生たちがお世話をしてきました。
4月1日。花が満開になりました。まさしく「桃色」ですね。花の時期に手作業にて受粉させます。
花が満開になってから一か月半、5月中旬ごろの様子です。たくさん実をつけているのがわかります。
2ヶ月後。順調に育ち、密集している実や、成長の悪い実などを徐々に摘果(てきか…間引くこと)して、最終的に残す実を選びます。
摘果した実も甘露煮にして無駄なく使います。
摘果後、残した実を害虫から守るために、袋掛けをします。
だんだん桃が色づき始めました。木に近寄ると、ほのかに甘い香りがします。
※園では3種類の桃を育てています。今回紹介しているのは白鳳種。他の2種は収穫時期がもう少し後になります。
甘い香りに包まれて、桃を収穫
満開の花から2か月半。いよいよ収穫の時です。木の周りは甘い匂いに包まれていました。ゆりぐみさん(年長児)が収穫です。みんな口をそろえて「いいにおいがする!」
みんなで食べる、甘くておいしい「うれしい桃」
収穫した桃は、さっそくみんなでいただきました。「甘くておいしい!」と、みんなうれしそうに食べました。もちろん、他のクラスのおともだちも!
収穫した桃。夏野菜もどんどん収穫し、おやつや給食にて、みんなの「おなかのなか」に。自然の恵みに感謝です。