食べ物はどこからやって来る?
“芋刺し”の様子
作物づくりを通して
聖愛こども農園は、園より車で15分程の場所にあります。広い耕作地では、様々な種類の野菜を育てています。子どもたちはそれらの作物づくりを通して、「食べ物」がどこからくるのか、どのように成長していくのかを知る事ができます。また、栽培から収穫までの苦労と喜びを、職員と共に体験する事ができます。また、畑だけでなく、色々な種類の果樹を植えた果樹園もあり、黒曜石も拾えます。
主な作物
小麦
前年度に麦の種をまき、翌年度6月頃に刈り入れます。その後、脱穀、製粉し、「地粉」にします。麦踏み、刈り入れ、脱穀は子どもたちにも手伝ってもらいます。脱穀した麦は乾燥させるために、園庭や園舎内の日当たりのいい所にて乾燥させるのですが、小さい子たちはそれがパンやクッキーになるとはわからず、小さな手でパラパラとさせ、遊びます(それも体験のひとつです)。地粉にした後は、給食やおやつにて様々な形で調理されます。
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さつまいも
小麦の収穫後、さつまいもの苗を植えます。例年、約1700本程です。「芋刺し」は子どもたちにも手伝ってもらいます。初めに、束になった芋苗を見せ、「これはなんでしょう?」と問いかけると、「ほうれん草!」と元気に答えてくれます。秋に収穫する時に、芋がどのように育ち、どこに、どのようになるのか、実物を見て体験できます。「ここにもあった!」「ここも!」と、手が土まみれになりながらも、たくさん掘ってくれます。収穫後は芋汁、焼き芋、大学いも等、様々な形に調理していただきます。どれも大喜びで食べています。
その他の作物
無農薬のおいしい野菜たち。
どんどん収穫できます。
収穫した野菜はおいしく調理していただきます。自然の恵みに感謝です!
ピーマンの肉詰めとポテトサラダ、付け合わせのトマト
とれたて新鮮なものを!
オクラとナスの味噌汁
果樹園
色々な種類の果樹を植えました!順調に成長中です!
現在の様子(2021年)
7月初旬、桃の収穫ができ、みんなで楽しみました!ほかの果樹も順調に育っています。
くり
桃
桃は収穫し、皆でいただきました。
りんご
全景
今までの様子
2020年春
ブルーベリー狩りの様子です。
みかんの木についたアゲハの幼虫をとっています。
かわいいのですが、葉っぱを食べてしまうので、持って帰って園で飼育し観察しました(無事、蝶になりました)。
2020年4月(植え込み)
色々な種類の果樹を植えました。本格的な収穫はまだ先ですが、少しずつ、成長していきました。
黒曜石
農園では黒曜石が拾えます!
農園の畑の中を探し回ると、黒曜石を見つける事ができます!黒曜石は、石器時代に、主に刃物として使われてきたものです(矢じりや包丁など)。最初は探せず苦労する事が多いのですが、コツをつかむとどんどん拾い集める事ができるようになります。
みんなであちこち探し回ります。最初は見つからず苦戦します。
コツをつかむとこのとおり
はっきり「矢じり」の形がわかるものもありますね。