これなあに?
ゆりぐみさん(5歳児クラス)が玄関で何か作っています。いったい何をつくっているのでしょうか?
これは…「角真綿(かくまわた)」です!
ゆりさんが作っていたのは「角真綿(かくまわた)」というものです。材料は、「繭(まゆ)」。そう、みんなで育てた蚕が作った繭からできているのです!
角真綿ができるまで
まず、繭を茹でます。それから…
冷めたら水切りします。硬かった繭はふにゃふにゃに。
ぬるま湯の中で、繭からさなぎを取り出します。
この時、蚕が穴を開け出るはずだった部分(少し薄くなっています)から取り出します。
板に打ってある釘に繭をひっかけ、伸ばしていきます。
のびるのびる~
最後に水で溶いたのりをうすくぬり、乾かします。
使用する繭は「穴の開いていない繭」です。通常、繭はそのままにしておくと、1週間~10日程で繭に穴を開け、出てきます。羽化して「カイコガ」になるんですね。繭は一本の糸からできています。穴が開いているという事は、糸が切れた状態なので、うまく広げる事ができません。
本来はこのような姿になって繭に穴を開け、出てきます。
繭から取り出したさなぎ。命に感謝です。
これからどうなるのかな?
ここから何ができるのかは、またのお楽しみに…。
つづく
養蚕については、「保育内容について」内の蚕の飼育も参照してください!